色彩検定はカラー系の資格の中でも非常に有名です。ファッションやデザインとも関連があるので、これから受験予定の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、色彩検定って「どんな資格なのか?」「取得するメリットはあるのか?」などイマイチ分かりにくい事も多いかと思います。
本記事では、【色彩検定を取得するメリットや必要性】と言うテーマについて解説しています。
私自身、過去に色彩検定2級を受験して一発合格した経験があります。その時の経験をもとにして本記事を書いております。
本記事がオススメの方
- 色彩検定を受験しようか迷っている。
- 色彩検定ってどんな資格なのか興味がある。
- 取得する利点や仕事での必要性を知りたい。
上記に当てはまる方は是非、最後までご覧くださいませ。
色彩検定とは?
色彩検定は名前の通りで色の知識や技能に関する試験です。
「公益社団法人 色彩検定協会」が実施する民間資格ですが、文部科学省後援の試験となっています。
上記の画像は色彩検定の合格証です。
色彩検定は4つの級に別れる
色彩検定は下記のように4つの級に別れています。
- 1級:プロフェッショナル向け
- 2級 :実務に応用したい方向け
- 3級 :初めて色について学ぶ方向け
- UC級:2018年に新設されたユニバーサルデザインを学ぶ方向けの級
色彩検定は受験資格などが特に無いので、3級から順番に受験する必要はありません。
3級を飛ばして1級や2級からでも受験できます。
試験形式
色彩検定の試験形式は下記の通りです。
- 1級:1次試験がマークシート方式(一部記述式)、2次試験は記述式(一部実技)
- 2級 :マークシート方式(一部記述式)
- 3級 :マークシート方式
- UC級:マークシート方式(一部記述式)
1級はプロフェッショナル向けだけあって、2次試験まであります。
色彩検定の合格ラインはどの級も「70%以上の正解」となっています。問題の難易度により多少変動することはあるようです。
難易度や合格率
色彩検定の合格率は下記の通りです。
2020年の合格率
- 1級:45.0%
- 2級 :77.6%
- 3級 :76.3%
- UC級:87.3%
1級は2次試験まであるので、他の級と比較して合格率が低いです。2次試験は記述式なので難易度も高くなります。
2級と3級は80%近くの合格率があるので、難易度はそこまで高くありません。
色彩検定の難易度や合格率については、下記の記事で詳しく解説しています。
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色彩検定は併願受験も可能
色彩検定は併願受験が可能で、「2級と3級」「1級と2級」を同時に受験することが可能です。
併願受験には資格の合格率を高めることができるメリットがあります。
例えば、「2級と3級」を併願受験することで、もし2級に不合格だったとしても3級に合格していれば1つは資格を得ることができます。
色彩検定の2級と3級では出題分野に大きな違いは無いので、両方に合格できるチャンスは十分にあります。
1級は実技試験があるので、難易度が結構上がるイメージです。
-
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色彩検定を取得するメリットや必要性について
色彩検定を取得するメリットは、下記の通りです。
- 色の知識を習得することができる。
- 色の知識を持っていることを客観的に証明することが可能
- 仕事や就職する時に有利になる
- 趣味にも活かすことができる
- 自分に自信を持つことができる
それぞれ解説していきます。
色の知識を習得することができる
色彩検定に合格することで、色の知識や技能を習得することができます。
色の知識や技能を学ぶ機会は普段の生活では中々ありません。色彩検定では色について専門的に学習できると言うメリットがあります。
少しでも色について興味がある方は、受験するメリットは大きいと言えます。
色の知識を持っていることを客観的に証明することが可能
色彩検定を取得することで、客観的に色の知識や配色の技能があることを証明できるメリットもあります。
履歴書などの応募書類にも記載することができるので、選考においても客観的にアピールすることが可能です。
仕事や就職する時に有利になる
色彩検定は就職や転職に絶対に必要と言う資格では無いです。
ですが、色の知識があることを客観的に示すことができるので、色の知識を活かせる仕事に就職する際は有利になります。
下記のように色の知識を活かせる仕事はたくさんあります。
- ファッション・アパレル関係
- 出版・広告業界
- グラフィックデザイン・印刷関係
- Webデザイン
色彩検定を取得することで、上記のような企業へ就職する場合に有利になる可能性があります。
もちろん、資格だけで選考に受かることは無いですが、企業へアピールすることはできますね。
趣味にも活かすことができる
色彩検定で学んだ知識は趣味にも活かすことができます。
例えば、下記の通りです。
- ファッションやコーディネート
- アクセサリー制作
- カメラや写真撮影
- デザインやイラスト
- ホームページ作成
特に何かを制作する趣味を持っている方は、勉強した色の知識を活かせる場面が多いかなと思います。
色彩検定で色の知識を習得することで、制作物のクオリティを向上させることもできますね。
自分に自信を持つことができる
色彩検定に合格することで、自分に自信を持つことができるメリットもあります。
合格した時は喜びもありますし、達成感も味わえます。資格として形に残るのも嬉しいですよね。
これから色の知識を生かした仕事にチャレンジしたい方は、取得する価値は大いにあると思います。
少しでも色について興味がある方には色彩検定は価値がある資格
色彩検定は必ず必要と言う資格ではありません。
弁護士や税理士などその資格を持っていないと仕事ができない「業務独占資格」でも無いです。
そう言った資格と比較すると色彩検定の必要性は低いと言えるかなと思います。
しかし、上記でも解説した通りで、色彩検定を受けるメリットはいくつもあります。
- 色について少しでも興味がある方
- デザインやアパレルなど色の知識が必要になる仕事を目指している
- 資格を習得して自信をつけたい
- アクセサリーやイラストなどの趣味を持っている方
上記に当てはまる方は、色彩検定を取得する価値は大いにあると思います。
少しでも興味を持ったら迷わずに挑戦していくのが良いでしょう!資格を取得することにデメリットはありません。
色彩検定をこれから受験する方には、下記の記事がおすすめです。
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本記事のまとめ
本記事では、「色彩検定とはどんな資格か」「色彩検定を取得するメリットや必要性」と言う2つのテーマについて解説してきました。
改めてまとめると下記の通りです。
色彩検定とは
- 色彩検定は色の知識や技能に関する試験である。
- 1級・2級・3級・UC級の4つに別れている。
- 「2級と3級」「1級と2級」のように2つの級を併願受験することもできる。
- 難易度により多少変動はあるが、合格ラインはどの級も70%前後である。
色彩検定のメリット
- 色の知識を習得することができる。
- 色の知識を持っていることを客観的に証明することが可能
- 仕事や就職する時に有利になる
- 趣味にも活かすことができる
- 自分に自信を持つことができる
上記のように色彩検定にはメリットがたくさんあるので、取得する価値はある資格と言えます。
少しでも色について興味がある方は受験して損は無いかなと思います。
色彩検定の勉強におすすめの教材や学習方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
これから受験予定の方は参考になると思いますので、是非ご覧くださいませ。
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